滑空路面

堀 剛

長い滑走路のような瀬戸大橋を車で駆る
海は下に蒼く
そのまま 路面を蹴って
ほとんどこれは滑空か
時速200キロに近く
瞬時に走り終え
記憶は速度によって
圧縮される

そうだったのか
俺の人生
こんなふうに
圧縮された時間には
圧縮された言語と記憶だけがつきまとうのだ

予測すれば
時速250キロを越えたところから
俺は予知と死の関係に震えてみたりした
快晴の瀬戸内の風
速度に圧縮された風景がある
そこから全景が見えるのだ


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