堀 剛
他宙にて
僕のささやく声
その夢の
向こうの
静かな公園
黒い衣服の君が佇んでいる
手をのべて
たどり着こうとする僕に
聴こえない すべてが
君の声
差異の淵で
記憶が絡みついたまま
走れない
紺色の
夜空に向かって戻れない
過ぎ去った小径に
運命が映っている
来て欲しい
あるいは
異なる朝に
日差しを傾けて
少年の頃のような朝が
堀 剛
他宙にて
僕のささやく声
その夢の
向こうの
静かな公園
黒い衣服の君が佇んでいる
手をのべて
たどり着こうとする僕に
聴こえない すべてが
君の声
差異の淵で
記憶が絡みついたまま
走れない
紺色の
夜空に向かって戻れない
過ぎ去った小径に
運命が映っている
来て欲しい
あるいは
異なる朝に
日差しを傾けて
少年の頃のような朝が