外部へ

堀 剛

言葉の根
根の葉もない
「ない」の動作
見えないもの
語られることによって
説明されるもの
夏の幻の。

語られるもの
語り得ぬもの
隙間に落ちる沈黙
君と俺の感情
受容されるノエマ
忘れるのだ
そうすれば
異なる日の出が見えると信じて

書棚よりT・S・エリオットを抜く
欠落させる
なお存在し続けさせるために
外部へと忘却する
刻印あるいは封印
(異種への震撼を待っているのは
なお定点に立つからか)

詩なんて
読まれるために書いたことがない
季節の狂いがあれば
記憶の肥大を焼いてみようと
俺は待ち受けるのだ

言葉の根
根の葉もない
「ない」の動作へ執拗に繰り返している
そのための有を

 

 


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